大切なリネン、お手入れの極意

リネンのお手入れ

実は、リネンは家庭での洗濯に向いている

リネンはシワになりそう、縮みそうというイメージが強く、お手入れが難しいと考えている方が多いようです。
実はリネンはとっても丈夫な繊維。 ご家庭の洗濯機でお洗濯できます。 素材の特徴をおさえて、簡単上手にお手入れしましょう。

リネンの特徴

■クセがつきやすい

リネンの繊維はまっすぐで、伸縮性や柔軟性が低いためにクセがつきやすいという特徴があります。 濡れた状態でまっすぐにしていただく事により、シワのないまっすぐなクセをつけることが可能です。

■縮みやすい

工場で生地の仕上げ加工の時に、丁寧に幅出し処理が行われている生地は、洗濯でもほとんど縮むことがなく、縮率(しゅくりつ)は0〜-2%です。しかし、この処理がなされていない生地は-5〜-10%ほど縮むものもあります。

また、染め下(P下)と言われる仕上げ前の生地でも同様に-5〜-10%ほど縮みが発生することが通常です。
縮みやすい生地でもお洗濯を繰り返すことで生地は安定して行き、縮みも出ないようになります。最初は縮む生地もある、とご理解ください。

当店の場合、LINEN & BASICの商品は0~-2%以内の縮率に収まるように処理が行われています。また、生成と白色の仕上げ前の生地は-5〜-8%ほど縮みます。それぞれ商品ページに記載していますのでご購入の際によくご確認ください。

■色落ちしやすい

濃い色の物は色が落ちやすいので注意してください。お洗濯の時につけ置きをすると色移りの原因となりますので、特に注意が必要です。

■毛羽(けば)について

リネンは真っ直ぐで短い繊維がつながった糸でできています。そのため毛羽が落ちやすく、特にガーゼ生地、メッシュ生地、ワッフル生地、パイル生地など、糸のあそびが大きい織物ほど毛羽は落ちやすくなっています。
洗濯時に他のものへの毛羽の付着を避けるためには、分けて洗濯することをお勧めします。

お洗濯のコツ

■中性洗剤または弱アルカリ性の洗剤で洗う

一般的な中性洗剤または弱アルカリ性の洗剤をおすすめしています。
おしゃれ着用洗剤は必要ありません。漂白剤や蛍光剤は白色の生地にはご使用できますが、他の色の生地では色が落ちてしまいますので使用はおすすめできません。

■柔軟剤は使わない

柔軟剤は繊維をコーティングしてしまうため、リネンの特徴である高い吸水性が妨げられてしまいますので、ご使用はお避けください。

■水またはぬるま湯で洗う

水またはぬるま湯で洗濯します。油脂などの落ちやすさから、40〜50度ほどのお湯が効果的です。リネンは熱に強い繊維ですので、それ以上の温度でも生地が痛む心配はありませんが、洗濯機の許容温度としては、この程度のぬるま湯が適しています。
型崩れが心配なものは、洗濯ネットに入れるといいでしょう。

■弱水流または手洗いで

リネンの織り生地だけを洗う場合は洗濯機のレギュラーコースでいいですが、おしゃれ着やニット製品を洗う場合は手洗いがオススメです。もし洗濯機を使用するなら、商品をコンパクトに折り畳んでネットに入れ、おしゃれ着コースや弱水流で洗うことをオススメします。

■形を整えて干す

脱水は、リネンの織り生地だけの場合は通常の脱水で大丈夫ですが、おしゃれ着などの場合は型崩れを防ぐために脱水は少々短めにしてください。そして半乾きのうちに形をしっかり整えて陰干しします。形を整えることでアイロンを使用しなくてもよくなります。

ニット製品の場合は押して水を切るか、タオルなどに挟んで水を吸収することをオススメします。できれば洗濯機での脱水はしないか、使用しても30秒以内で止めてください。あまり洗濯機で回すと、リネンのニットは伸び易くなりますので注意が必要です。

■乾燥機は避ける

乾燥機を使用すると繊維が摩擦によって傷みますので使用は避けてください。リネンは乾きやすい繊維ですので少々濡れた状態で干しても、半日ほどで乾いてくれます。

■陰干し

シワが気になるようであれば両手でパンパンとはたいて伸ばします。 リネンの繊維はある程度形を整えて干せば、乾いていく時に自重や繊維が元に戻る作用によって、シワが伸びてクセがつき、綺麗な表情になってくれます。
直射日光による日干しは、生地が焼ける原因となる場合がありますので避けましょう。

アイロン不要!お手入れアドバイス

使用後にシワがついてしまったリネン製品は、少し多めに霧吹きをして、形を整えてハンガーにかけておくと、乾いた頃にはでシワがとれて綺麗になります。
またシーツなどカバー類も、寝具にセットしたまま霧吹きをかけて伸ばしておけば、綺麗な状態になります。

このように、リネンは乾くのが早く、丈夫で、慣れれば扱い易く、使い勝手の良い素材です。

リネンの特徴とお洗濯のコツをつかんで、その感触や使い勝手の良さを体験すれば、リネンならではの素晴らしさを実感して快適に「リネンのある暮らし」を過ごしていただけるでしょう。