リネン生地の水通しと地直しについて

リネンの水通し

水通しのすすめ

Cadeau屋(かどや)で販売している、白と生成り(ナチュラル)のリネン生地は(※1)、精錬加工(不純物を取り除く加工)や糊抜きは施してありますので(※2)、そのままお使いいただくことができますが、仕上げ加工(染め加工、風合い加工)は施していませんのでお洗濯すれば縮みが発生します。縮みを抑えるために裁断・縫製をする前に水通しをしていただくことをおすすめいたします。

(※1)カラー生地は仕上げ加工まで施して縮みを抑えてあります。
(※2)精錬、糊抜きの段階まで加工した生地をP下(染め下)と呼びます。また、白生地はさらに漂白加工まで施してあります。P下の生地はそのまま染め加工やプリント加工が可能です。

地直しのすすめ

また、リネン生地は繊維の性質上、地の目(タテ糸とヨコ糸の織り目)にゆがみ(斜行)が生じやすいという特性があります。とくに水通しの後はゆがみが生じやすいので、綺麗に手芸を進めていただくために、生地を裁断する前に地直し(タテ糸とヨコ糸がまっすぐになるように整える)をしてゆがみを直していただくことをおすすめいたします。

水通しから地直しまでの手順



*強く脱水機をかけるとリネンの毛羽が多く出ることがあります。特に、ガーゼ・メッシュ地は脱水機の使用はお控えください。
*アイロンの温度は高温(麻):180~190度

TIPS

・生地が乾ききってしまった場合は霧吹きをかけながらアイロンをかけます。
・生地のゆがみが大きい場合は両手で生地を引いてゆがみを直します。

地直しをきちんとする事で作品のお洗濯後の型崩れがしづらくなります。是非お試しくださいませ。