寝苦しい夜を快適に!夏に最適なリネンシーツの選び方!
年々暑さが厳しくなる日本の夏。寝苦しさから睡眠不足に悩む方も多いのではないでしょうか。
この記事では、夏の快眠をサポートする素材として注目されているリネンの特徴や、寝具の選び方をご紹介します。
シーツには綿やシルクなどさまざまな素材がありますが、蒸し暑い夏に重要なのは、快適な肌触りが持続して朝までグッスリ眠れることです。リネン(麻)は汗を素早く吸収し、すぐに乾くのでムレを防いでサラッと快適。さらに通気性に優れ、ひんやりとした感触で夏にぴったりの素材です。
以下に、リネンの主な特長をまとめます。
知って納得!リネンシーツが選ばれる5つの理由
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■ 特長1 優れた吸汗性と速乾性
汗をよく吸ってすぐに放出して乾きますので、サラッとした肌触りがあります。体は汗ばんでいても、ふれる感触はサラッとして心地よいのです。
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■ 特長2 ひんやりとした肌触り
リネンの生地は触れたときに少し冷たく感じる特長があります。このヒンヤリ感が夏の夜の睡眠を助けてくれます。
寝返りを打ったときにいつもヒンヤリ感じ、また戻ってもいつもヒンヤリしていますので、日中の高温で火照った身体を癒してくれます。 -
■ 特長3 まとわり付かないハリのある生地
リネンの織物は他の素材のものと異なり、独特のハリとコシがあります。柔らかすぎる素材だと、身体にまとわり付く感触が夏の夜にはうっとうしく感じられますが、リネンの生地はまとわり付きがなく、気持ちの良い接触感が保たれます。
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■ 特長4 リネンは清潔な素材
リネンには抗菌性という特長があり、雑菌の繁殖が抑えられて清潔感が維持されます。嫌な臭いの原因となるのも雑菌の繁殖が原因です。そのため、リネンは嫌な臭いが発生しません。
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■ 特長5 寒い時期には温かく使える
リネンの繊維は中空構造になっています。身体を包み込んで密閉すると、その中空部分に体温が保たれて温かくなります。蒸れのないサラッとして温かさで寒い時期にも心地よく使用できます。
季節を問わず快適に使用できるのも、リネンの大きな魅力です。
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失敗しない!快適リネンシーツの選び方3つのポイント
■ 組成
「100%リネン」であるかをチェックしましょう。混紡素材では本来の機能が十分に発揮され
ないことがあります。ラミーなど別の麻素材との区別も大切です。
■ 糸の太さ(番手)
リネンシーツの厚みは糸の太さで確認できます。糸の太さは番手(ばんて)で表します。30番手から40番手の中厚地が、柔らかさと耐久性のバランスが取れていておすすめです。
番手の数字が小さいほど生地は厚くなります。
30番〜40番手よりも厚い生地では肌触りが固くなってしまい、薄い生地だとシーツとしては耐久性に劣ることになります。
【麻30番手のシーツ】
使い始めはかなりハリがあるタイプ。お洗濯を繰り返すうち柔らかく。シーツだけでなくマルチクロスとしてもどうぞ。
【麻40番手のシーツ】
使い始めは適度なハリがあるシリーズ。お洗濯を繰り返すうち柔らかくなります。
同じ番手でも柔らかい肌触りが特徴のシリーズ。
■ 加工の有無(ウォッシュ加工)
未加工のリネンは加工済みのものに比べると安価ですが、肌触りがやや硬く縮みが大きいです。一方、ウォッシュ加工済みの製品は肌触りが良く、縮みも抑えられていますが、価格はやや高めになります。
リネンのお店Cadeau屋(かどや)では、未加工の生地を使ったシリーズをCadeauya(カドヤ)、加工済みの生地を使ったシリーズをLINEN & BASIC(リネンアンドベーシック)として、ブランドを分けて展開しています。
おすすめ!リネンシーツのお手入れ方法
■ 洗濯機は弱水流で
お洗濯は洗濯機の弱水流で行いましょう
■ 乾燥機・柔軟剤は避ける
乾燥機は摩擦によって繊維を傷めるため、使用は避けましょう。また、柔軟剤は繊維をコーティングしてしまい、リネン本来の吸水性を損なうため、使用はおすすめしておりません。
■ 形を整えて干す
軽く脱水した後、形を整えて干せば自然とシワが伸びます。
■ シワが気になったら霧吹きを
シーツをベッドに敷いた状態で、しわ部分に霧吹きをすれば、乾くと同時に自然に伸びます。